SalesforceのAI、Agentforceを使用した「求職者と求人票の自動マッチング機能」を実現しましたので事例としてご紹介します。

人材紹介事業部の課題

人材紹介事業を展開する企業様からのご相談

AIを使用して求職者と求人のマッチングを自動化したい

この度ご依頼された企業様では、人と求人票のマッチングに際し、以下のような課題がバックグラウンドにありました。

  • 求職者との面談記録をロングテキストで残しているが、記載した本人以外が分かりにくい
  • 求職者と求人票をマッチングさせるのに非常に時間がかかってしまう
    • 求職者データ:約15,000件
    • 求人票データ:約6,000件
  • 求職者と求人票のマッチングでどうしても見落としてしまう時がある

Agentforceを導入して課題解決に導き、業務効率化を実現

課題の解決策として、以下の観点でAgentforceを構築しました!

解決策
  1. 求職者レコードの要約
  2. 人材マッチング候補の作成
  3. マッチング率が高い候補のみをユーザーにレコメンド

Agentforceを人材紹介事業部メンバーのパートナーとして、「どの求人票が求職者にどのくらいマッチしているのか」を自動で人材紹介事業メンバーにレコメンドしてくれます。

求職者レコードの要約

求職者レコードには、基本項目とロングテキスト項目(面談時に使用し、ユーザーが自由に入力する)があり、ぱっと見ではどういった求職者なのかが分からない状態でした。

基本項目
  • 希望職業
  • 希望役職
  • 年齢
ロングテキスト項目(以下について自由テキストで記載)
  • 転職理由
  • 過去の経歴
  • 希望の条件
    • 職業
    • 役職
    • 職務内容
    • 職場環境
    • 転職の有無

Agentforceによるレコード要約を使用することでひと目見ただけで詳細な求職者情報が分かるようになりました!

その他の要約結果は以下「その他の項目」を開くとご確認いただけます。

その他の項目

人材マッチング候補の作成

あらかじめAgentforceに指示しておいた内容でマッチング候補を作成してくれます。

マッチングは以下2つの方法で実施しています。

  • 1次マッチング
    • 勤務地、希望年収などの必ず一致させたい内容でマッチング
  • 2次マッチング
    • 求職者の情報と求人票の情報を比較し、スコアリングするマッチング

1次マッチングを通過した求人票のみマッチング候補というレコードをAgentforceが自動作成してくれるのです。

マッチング率が高い候補のみをユーザーにレコメンド

作成されたマッチング候補をスコアが高い上位10件をユーザーに表示します。(作成されたものが10件未満であれば全て表示されます)

つまり、ユーザーは”Agentforceにマッチング候補を作って”と指示するだけでマッチング率が高い求人票をまとめて確認可能なのです!

Agentforceを導入するとユーザーはまるで自分の秘書がいるような環境で働けるようになり、生産性の向上が見込めるだけでなく、より集中するべきタスクに向き合えるようになるのです。

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特にAgentforceやDataCloudの導入については、豊富な実績と業務理解をもとに、最適なソリューションをご提案いたします。
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